肝臓や腎臓の調子が悪い原因やサイン

肝臓や腎臓は、沈黙の臓器と言われるほど、悪化するまでなかなか気付かないものです。ですが、もし肝臓を悪くすると、肝硬変になったり、腎臓をかなり悪くしてしまうと、人工透析が必要になってしまうなど、大きなダメージを受けることになります。

 

 

 

肝臓や腎臓の調子が悪くなる原因や、悪くなってきているサインをご説明いたしますので、食生活などを見直してみましょう。

 

 

1.肝臓の調子が悪くなる原因とは

 

ではまず、肝臓の調子が悪くなる原因を探っていきましょう。
食生活だけでなく、運動などの有無も関係してきますので、日頃の生活を振り返ってみてください。

 

 

肝臓に悪い食生活

肝臓を悪くすると、脂肪肝になってしまします。脂肪肝とは、不規則な食生活やお酒の飲み過ぎで中性脂肪が貯まってしまう病気です。これが悪化すると、肝硬変になったり、最悪の場合はガンにつながることもあるので、食生活はとても重要です。

 

 

 

では、どんな食生活が肝臓に悪いのでしょうか。食品ごとに見ていきましょう。まず、中性脂肪というだけあって、脂肪分はかなり肝臓にダメージを与えます。例えば、こってりとしたバターの多いものや、脂身の多い肉などの食べ物を食べ過ぎると、当然脂肪が溜まります。いわゆるメタボリックシンドロームになりやすいと言えます。

 

 

 

また、働き盛りの男の人に多くあるお酒の席は、肝臓に大きなダメージを与えかねません。付き合いで飲んでいるうちに、たくさん飲んでしまうこともあるでしょう。また、家でよくビールなどを飲む方も注意です。特に中年の方は、昔はスリムだったのに、下腹がでてきてしまったというケースもあるでしょう。お酒は結構カロリーも高いからです。

 

 

 

そして、甘いものも肝臓にダメージを与えます。炭酸飲料やアイスクリームは、冷たさ故にその甘さが少なく感じられますが、実際とても多くの糖分を含んでいます。また、主食であるパンや白米も食べ過ぎると糖分の取りすぎになってしまいます。これらは中性脂肪を作る原因になるので、ダイエット中でなくても腹八分目にしておきましょう。

 

 

 

トランス脂肪酸を含む揚げ物やフライのお菓子なども、肝硬変などの元になりますので、揚げ物が好きな方は、同時にお酒などを飲まないよう工夫をしましょう。

 

 

ダイエットのしすぎも肝臓を悪くする

 

急に痩せようとする無理なダイエットも、肝臓を悪くする原因です。なぜかというと、急激なダイエットを行うと、体の中の脂肪が一気に肝臓に集まってしまい、脂肪肝になるからです。脂肪肝になるのは、食べ過ぎだけが原因ではないということです。

 

 

 

また、女性は生理に必要なホルモンを、肝臓で調節しています。肝臓が悪くなってしまうと生理が止まってしまったり、婦人科疾患にかかりやすくなるので、急激なダイエットは肝臓と共に他の臓器にも影響を与えるのです。

 

 

ストレスも肝臓の大敵

 

肝臓を悪くするのは、食べ過ぎや無理なダイエットなどの食生活だけでなく、精神的ストレスも原因となりえます。怒りなどで興奮すると、アドレナリンが過剰に分泌されてしまい、肝臓にダメージを与えることがあります。また、ストレスが原因となって不眠症になってしまうと、肝機能が低下してしまいます。

 

 

 

ストレスからくる高血圧もまた、肝臓を悪くする原因となってしまいますので、うまくストレスを解消できるように趣味を見つけることをお勧めします。

 

 

2.肝臓が悪いと思われる時のサイン

 

気づかないうちに悪くなってしまう肝臓ですが、一体どのようなサインが出たら、肝臓が悪くなっているのでしょうか。兆候を見逃さないようにして、肝臓の健康を取り戻せるうようにしましょう。

 

 

だるさが取れなくなったら要注意

 

だるさを感じたら、それは肝臓に疲労がたまっているサインです。寝ても寝てもすっきりしない、いつも日中眠い、疲れが取れないという症状が出たら要注意です。肝臓はなかなか自分から悲鳴を上げませんが、このよううな症状が出ていると、すでに肝臓が悪くなりかけている可能性がありますので、しっかりと検査してもらった方が良いでしょう。

 

 

 

特に貧血を感じやすい女性や、先にも述べた急激なダイエットをし始めた方は、肝臓に負担がかかっていることが多いです。脂肪肝は、食べなさすぎでもなってしまう病気ですので、いつも脱力感を感じる方は、肝臓疲労の可能性が高いのです。

 

 

肌や爪の色が黄色くなる

 

もし、肌や爪の色が黄色くなる黄疸が出ていたら、肝炎を起こしている可能性が高いです。肝炎は、ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、アルコール性肝炎などがありますが、食生活が原因となるものは、アルコール性肝炎が挙げられます。普段よくお酒を飲む人は、アルコール性肝炎になっていないか、爪や肌の色を確認しましょう。

 

 

 

黄疸が出ている時点で、かなり肝臓は悪化しています。また、黄疸の強さは、そのまま肝臓の悪さに比例していますので、日増しに顔色などが黄色くなったと感じたら、肝臓が悪くなっているサインだと受け取りましょう。特に下まぶたの裏など、粘膜も黄色味を帯びてきたら要注意です。

 

 

3.腎臓の調子が悪くなる原因

 

腎臓もなかなか悪くなったと自覚することが少ない臓器の1つです。腎臓は人の血液をろ過するという重要な役割を持っていますので、腎臓を悪くすると、慢性腎不全になり、人工透析が必要になってしまいます。1日4時間ほどの透析を週に3日ほど受けるのは、とても大変で不自由を感じますので、そうならないためにも対策をしましょう。

 

 

アルコールの与える悪影響

アルコールは肝臓にも良くないと述べましたが、腎臓にも悪影響を及ぼします。適度な飲酒でしたら、さほど問題にならなくても、量が多くなればなるほど、腎臓は悪化していきます。血中に混ざったアルコールの成分は尿酸と呼ばれ、これは血液をドロドロにする原因となります。血の巡りが悪くなづだけでなく、血栓ができてしまう原因にもなります。

 

 

 

体内が高尿酸状態になると「高尿酸血症」という状態になります。これは生活習慣病の1つの症状でもありますので、普段お酒の席によくつく人は、ノンアルコール飲料を代わりに飲むなどして、アルコールの摂取を控えるようにしましょう。すでに腎臓病に成っている場合は、アルコールは毒となりますので、厳禁です。

 

 

運動不足やメタボリックシンドロームも腎臓を悪くする

 

以前は腎臓の悪い方は、運動を控えるべきだという見解もありましたが、生活習慣病やメタボリックシンドロームという概念が一般的に定着するにつれ、運動は腎臓の悪い方にとって改善になるという意見が多く見られるようになりました。適度に有酸素運動することで、体内の尿蛋白が減少するなどの効果が見られます。

 

 

 

運動と一口に言っても様々ありますが、ここで効果的なのは、有酸素運動です。バスケットボールやサッカーのような激しいものよりも、ジョギングなどの有酸素運動を行うことで、血圧なども改善します。まずは自分にあった運動を探すために、ゆっくりとしたジョギングなどから始めてみることをお勧めします。

 

 

4.腎臓が悪いと思われる時のサイン

 

腎臓も沈黙の臓器ですので、なかなか悪くなっていることに自分で気付きません。ですので、セルフチェックをすることで、腎臓の状態を確認することが大切です。どんなサインが出ていたら、腎臓が悪くなっているのでしょうか。

 

 

蛋白尿が見られる

内科や泌尿器科で、受信の前に行われる検査の1つに尿検査があります。この尿検査の結果、「蛋白尿が出ています」と言われることがありますが、蛋白尿とは一体どのようなものなのでしょうか。尿に、血液中の蛋白質が見られることを蛋白尿と言います。

 

 

 

通常、腎臓が健康な状態ならば、フィルターの役割をうまく行いますので、蛋白質が流れることはありません。しかし、腎臓が悪くなっていると、フィルターがうまく働かず、蛋白質が尿に潜んでしまうのです。尿が泡立っていることが目で確認できたら、蛋白尿の可能性が高いので、腎臓内科や泌尿器科で診察を受けるようにしましょう。

 

 

体のむくみが取れなくなる

 

体がむくむ原因はいろいろありますが、腎臓が悪くなっている場合もむくみが見られます。これを腎性浮腫といい、腎臓がかなり悪化しているサインです。なかなか腎臓が悪くなっても、腎性浮腫に至るまでに発見されますが、気づかぬうちに進行していると、腎性浮腫になってしまいます。

 

 

 

この原因は、体内の水分やナトリウムをうまく排出できなくなってしまうために起こるものです。腎性浮腫になるものとして、ネフローゼ症候群腎不全などの大変な病気が隠れていることもありますので、なかなかマッサージしても体のむくみが取れないと感じたら、腎臓の悪化かもしれないと思いましょう

 

 

まとめ

肝臓や腎臓は、気づかぬうちに悪くなってしまうことの多い臓器ですので、日頃から気をつけてチェックすることが大切です。一度破壊された臓器は、そう簡単には元の健康な状態に戻ってくれません。食生活や運動、ストレスには気を使うようにすることが大切です。